建築家
開 達也
有限会社開建築設計事務所
4Box house
敷地は高台になっていて、南側は山々と四万十川を見下ろす素晴らしい景色が広がりますが、北側に幹線道路があり、車の騒音や通り過ぎる人々からの視線が多く、落ち着いた静かな環境をつくることが求められました。
様々な検証をした結果、外への開き方を変えた4つの箱(Box)を積み重ねるように空間をつくっています。ガレージは庇に覆われ、雨の日でも濡れずに家の中に入れるオープンな箱。玄関は道路から見えないように少し閉じた箱、LDKに入れば南に広がるオープンな箱、2階は北側に少し開くスリットと南に開いた箱。4つの箱が閉じたり開いたりしながら、静かな環境と明るさを両立させた住宅になっています。
(撮影/冨田英次)