建築家
細川範規
株式会社細川建築デザイン
四万十のコートハウス
敷地は高知県四万十市の住宅地。クライアントとの出会いは2年前のオープンハウス、「四万十の家」のコンセプトに共感していただき計画がスタートした。
クライアントからの要望は、リビングに隣接された茶室と、そこから季節を楽しめる中庭。
玄関ドアを開ければ四方を囲まれた中庭が現れ、ダイニングキッチン、リビング、茶室、階段、さらには2階から望むことができる。またビルトインガレージを併せ持っており、キッチン・外庭に隣接させることで家事動線や外庭のプライバシー確保にも一役買っている。
中庭に落ちる陽光が白い壁やグリーンと呼応し穏やかな空気が漂う。風や光を感じ、季節を感じることができる上質な空間ができたのではと考えている。
(撮影/藤村泰一)